3カ月で椎間板再生 注射1本でできる「腰痛」の根本的治療

写真はイメージ(C)日刊ゲンダイ

「まず炎症が治まり、ゆっくりと修復・再生が始まります。痛みは投与後1カ月くらいで取れますが、さらに組織が修復するには、細胞が定着し、細胞の正常な営みが行われなければならないので、再生の確認には3カ月ほどかかります」

■治験の募集人数は38人

 腰痛に悩んでいる人は、自分もこの再生医療を受けたいと思うだろう。まだ治験が始まったばかりとはいえ、どういう人が対象になるのか?

「腰椎変性すべり症や脊柱管狭窄症など、すでに椎間板が不可逆な段階まで変性が進んでいる場合は、この再生医療は難しい。変性がもっとも進んだ段階を10とすると、7くらいまでは多少の効果が見られるでしょう。好ましくは3~5のレベルで、薬物治療や運動療法を3カ月間やっても痛みが取れない人、と考えています」

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