帯状疱疹ワクチンの驚きの効果 頭痛が起こらなくなった

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「三叉神経の帯状疱疹ウイルスが活性化すると海綿静脈洞のむくみを誘発する神経炎症物質が放出されます。群発頭痛は睡眠中に起こりやすいのですが、海綿静脈洞の血流は立っている時は上から下へと流れむくみが改善し、睡眠時に横になると血流が停滞してむくみやすくなることとも関連していると考えられます」

 清水医師は片頭痛の患者でも帯状疱疹ワクチンの効果を調べており、群発頭痛と同様の結果が出ている。

「最近は帯状疱疹ウイルスがさまざまな病気のリスクを高めることが分かっています。脳血管障害、アルツハイマー型認知症、多発性硬化症、顔面神経まひや片側性眼瞼けいれんなどです。命にかかわる病気や治療薬がない病気もあることを考えると、予防策として帯状疱疹ワクチン接種をお勧めします」

 ワクチンは任意接種。帯状疱疹は厚労省が「50歳以上を承認」としているため、医療機関も対象を「50歳以上」としているところが多い。49歳以下はまずは相談から。

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