膝が痛いが手術はイヤだ…注射1本でOKの新治療PRPとは?

写真はイメージ(C)日刊ゲンダイ

 再生医療にはもうひとつ、「幹細胞医療」がある。自ら増殖し、骨・筋肉・脂肪などさまざまな組織になる幹細胞を採取し、膝の患部に注射する。主に行われているのは脂肪から採取する脂肪幹細胞移植だ。PRPよりもっと新しい治療法で、現段階で判明している痛み軽減の継続期間は半年。保険適用外で病院にもよるが通常150万円以上かかることが多い。

■保険適用外で費用は30万円

「PRP療法も保険適用外で、当院では1回の注射で終わり、費用は30万円です。自費診療なので価格は病院によって異なりますし、使用するPRPで注射回数も異なります。PRP療法の施術時間は1時間ほどで日帰りです。一方、手術(人工関節置換術)では入院が必要で200万円以上かかりますが、保険適用で、高額療養費制度(申請すればお金が一部戻る制度)も利用できるため、自己負担額は約10万円(年齢や所得によって変わる)ほどです」

3 / 4 ページ

関連記事