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牡蠣には余計な塩分加えずにうま味を味わい生活習慣病改善

牡蠣とネギとの土鍋焼き(右)と牡蠣のオイル漬け(C)日刊ゲンダイ
旬を食す(3)牡蠣

 今回は旬の牡蠣を、ネギとの土鍋焼きとオイル漬けにします。

 牡蠣には生食用と加熱用がありますけど、わたしは加熱用の方が味が良いように思います。

 最初に使う塩は、あくまでも汚れを落とすため。土鍋焼きの方は香りづけに醤油とバターを少量、加えるだけ。オイル漬けの方は塩気を加えません。塩気は牡蠣自体に含まれているもので十分。牡蠣そのもののうま味を味わってもらいたいですし、余計な塩分は体にもよくありません。

 オイル漬けは、炊きたてのご飯とまぜれば「牡蠣ご飯」として召し上がれます。牡蠣を漬けたオリーブオイルは、パスタに利用できます。密閉容器に牡蠣が完全に隠れるまでオイルを注ぎ、冷蔵庫に入れておけば1週間は保存できます。旬の時期に作り置きをするのもよいですし、使い勝手がいい料理です。

 牡蠣が「海のミルク」と呼ばれるのは身が乳白色であることに加え、牛乳のように栄養が豊富だからです。

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