独白 愉快な“病人”たち

激痛2度 アントキの猪木が腰椎椎間板ヘルニアとの格闘語る

芸人・アントキの猪木さん(C)日刊ゲンダイ

■“ゴッドハンド”のマッサージでスッキリ

 僕の場合、椎骨の4番と5番の間の椎間板が割れて変形していたようです。割れたものは自然に修復するらしく、加齢でヘタって飛び出したヘルニアとは少し違って、時間をかければ治るということで2週間の入院でした。その時は安静にしていたらヘルニアは引っ込みました。

 ところが18年の春、2回目の大きな痛みに襲われました。少し腰に違和感があったので軽くほぐそうと思って行った近所のマッサージ店でそれは起こりました。「4番と5番にヘルニアの経験がある」と告げたのに、上から押されてしまって、「大丈夫かな」と思っていたら案の定、起きて立ち上がった途端にビリビリーッ! と……。 迷わず病院に行くと「手術ですね」と言われ、設備のある病院を紹介されました。でも行った先がいい加減で、「よし、すぐ手術だ」という割には名前も覚えてくれないし、「え~っと何番と何番でしたっけ?」と患者に聞いてくる始末。医師の対応があまりにも不安だったので、すぐさま昭和大学病院でセカンドオピニオンを受け、そこで手術の日取りまで決めたわけです。

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