愉快な“病人”たち

朝起きた途端にすべてが見えて…モト冬樹さん語る白内障手術

モト冬樹さん(C)日刊ゲンダイ

 手術は、水晶体を吸い出して多焦点レンズを入れるという、時間にして片目15~20分程度のもの。日帰りで片方やったら普通は数日空けてもう片方をやるのですが、僕の場合は2日連続でした。

 体の手術なら何をされても自分には見えないですけど、目は開いていなくちゃいけないから手術の様子が全部見えるわけです。考えただけで恐怖ですよね。でも、実際には目に水が流れていることしかわかりませんでした。それに少しだけ麻酔を入れてくれたので、眠りはしないけれどボーッとして恐怖感はありません。あれはありがたかったな。

 ただ、術後のケアは大変でした。絶対ダメなのは目を触ることなんです。寝ている間に無意識に触らないように、寝る時は硬めのガードを貼り付けましたし、1カ月間はお風呂もダメ、洗顔、洗髪もダメでした。

 だけど、朝、起きた途端にすべてが見えるのはすごいことです。今はもう慣れちゃいましたけど、初めはビックリして感激でした。便利だなと思ったのは、新聞みたいな小さな文字がいつでも読めることです。それまでコンタクトは遠くが見えるように調整してあるから、近くを見るには老眼鏡が必要でした。今はもうレストランのメニューや役所の書類などが裸眼で読める。手術をしてよかったと思う瞬間ですよね。それに車を運転中に目に風を感じた時、めちゃくちゃ裸眼であることを実感しました。

3 / 5 ページ

関連記事