ドクター牧田 最強の食事術

健康効果は未知数だが…ヨーグルトはこんにゃくと一緒に取る

フルーツトッピングは楽しいし美味しいけど…

 ヨーグルトは牛乳に乳酸菌や酵母を混ぜることで発酵させたものです。発祥の地は欧州、アジア、中東など諸説あり、およそ7000年前とされています。日本では仏教とともに伝わり、「酪」の名で、寺院で使われたようです。明治に入ってからは飲み物でなく「凝乳」の呼び名で「整腸剤」として使われました。

 ヨーグルトが世界的に普及したきっかけは細菌学者のイリヤ・メチニコフが「ブルガリア近辺に長寿者が多いのはヨーグルトを食べているからではないか」と発表したからです。イリヤは1908年にノーベル生理・医学賞を受賞した、ロシアの科学者です。日本でヨーグルトが飲み物として普及したのは第2次世界大戦後です。

 その後の研究で乳酸菌を体内に取り入れると大腸菌などの悪玉菌が排除され腸内の環境が整う、乳酸菌によってタンパク質がアミノ酸に分解されて消化吸収されやすい形になるなどのメリットが報告されています。そのため食品メーカーは新たな研究をしてさまざまな新商品が出ていますが、実際のところどこまで効果があるか、まだ何とも言えません。ヨーグルトは「よく分からない、未知数」というのが私の正直な気持ちです。

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牧田善二

AGE牧田クリニック院長、医学博士、糖尿病専門医。1979年、北海道大学医学部卒業。ニューヨークのロックフェラー大学医生化学講座などで糖尿病の合併症の原因とされるAGEを研究。96年から北海道大学医学部講師、2000年から久留米大学医学部教授。03年から糖尿病をはじめとした生活習慣病および肥満治療のための「AGE牧田クリニック」を東京・銀座で開院、延べ20万人以上の患者を診ている。著書に「医者が教える食事術 最強の教科書」(ダイヤモンド社)ほか、多数。

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