膝の軟骨を修復 「変形性膝関節症」を改善させる2つの体操

関節を温存するためには軽い運動がいい(C)日刊ゲンダイ

「変形性膝関節症の患者数は40歳以上で約2500万人といわれ、そのうち800万人が治療を受けていて、薬物療法、運動療法などが行われます。最終的には手術となり、人工関節置換術などが必要となります」

 しかし、この手術には細菌感染などのリスクがある上、人工関節の耐久年数が約20年で、再置換手術が必要となるケースも多い。

「それを避けるには早くから関節を温存するための軽い運動が必要です。変形性膝関節症の場合、過度な運動はかえって関節に負担をかけてしまい、膝を悪くする場合がありますが、適度な運動は膝軟骨の修復や再生が期待できるのです」

 実際、大阪大学大学院グループの研究では、膝関節の軟骨細胞に軽い刺激を与えたところ、軟骨の修復や再生を促す物質が増加したことが報告されている。

■寝たまま膝揺らし・足バイバイ体操

2 / 4 ページ

関連記事