人生100年時代の歩き方

新型肺炎の余波でマスクなし 花粉症対策の“秘策”とは?

マスクなしでどう切り抜ける?!(C)日刊ゲンダイ

 マスクがない。どうすりゃいいのさ……。新型肺炎騒動で“マスク争奪戦”が勃発している。そのトバッチリで、花粉症の人がマスクをしたくてもできず、悲痛な叫びが聞こえてくる。抗アレルギー薬をきちんと服用するのがセオリーだが、薬を服用しながらマスクなどでガードする人は少なくない。そこで、マスクに代わる対策法を探ってみた――。

  ◇  ◇  ◇

 2月5日午後1時、東京・有楽町駅前のビックカメラ3階にある医療品コーナーをのぞくと、マスクの棚には、「1人2個まで」の張り紙がしてあるが、商品は一つもなかった。ちょうどそのとき、店員が濡れマスク1点を陳列すると、中年男性が真っ先に手に取る。「もっとほしい」という顔をしながら周りを見渡すが、もちろんなく、その1個を手に残念そうにレジに並んでいた。

 その代わり、商品棚で存在感を増しているのが、花粉やPM2・5などをブロックするスプレーやクリームだ。料金はサイズなどによるが、1000円前後。日本在住らしき中国人サラリーマンが3人連れ立って、2、3個ずつ買い求めていった。

1 / 4 ページ

関連記事