新型肺炎予防にも “サウナでととのう”は免疫力強化に効果

サウナは自律神経の乱れも整う

「ととのった~」が、猛威を振るう新型肺炎の意外な予防法になり得る。ドラマ「サ道」のヒットなど目下、サウナブーム到来。キーワードの「サウナでととのう」が流行中だが、心身ともに「ととのえる」のは思った以上にプラス効果がありそうだ。

「頻繁にサウナ浴を行うと、中年白人男性における肺炎リスクが低下する可能性がある」

 2017年10月にそんな論文を発表したのは、オランダの医療専門誌「Respiratory Medicine」。白人男性2210人(42~61歳)を25年以上、追跡調査した過程で、計375種の肺炎が記録されたという。

 結果は、サウナの利用頻度が「週1回以下」の人の肺炎リスクを「1」とすると、「週2~3回」の人は「0・67」と3割超もリスクは低下。「週4回以上」のリスクは「0・53」と、ほぼ半分だった。

 論文は「サウナ入浴の頻度と肺炎のリスクとの関連を評価することを目的とした」と記し、「サウナ入浴は呼吸器疾患のリスクを減らす可能性がある」と評価。「しかし、証拠は不確かだ」と書かれている。一体、サウナにはどんな予防効果があるのか。

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