■視力が悪くなくてもダテメガネ
花粉症で苦しむ人は、マスクが欠かせない。それでガードできるのは、口と鼻だ。赤坂山王クリニック院長の梅田悦生氏は、花粉症の耳鼻科医。自らの経験から患者に勧めることがある。
「メガネです。花粉症用のゴーグルがベストですが、見た目がよくなく、仕事では使いにくい。それで患者さんには、メガネをお勧めします。視力のいい方やコンタクト派の方も、ダテメガネで花粉の侵入を防ぐことは大切。目に入った花粉は、涙と一緒に鼻涙管を通って鼻に流れます。目の症状がつらくなくても、鼻症状の緩和でメガネをかけるのは意味があるのです」
花粉は、上から降ってくる。外出時はメガネに加えて、ハットのような帽子をかぶると、花粉よけに効果的。
「自宅や会社に戻ったら、手洗いのときに顔も洗うのがお勧めです」(梅田氏)という。
人生100年時代の歩き方