人生100年時代の歩き方

東京は2週間早く飛散 花粉症に勝つ治療の3段構えと生活工夫

メガネでガード、コンタクト派は防腐剤なしの目薬を(C)日刊ゲンダイ
目と鼻がスッキリする3つのツボ

 耳鼻科医の梅田氏は、帰宅すると、鼻うがいするのが日課。西洋医学を極めた人が頼るのが、東洋医学的な手法というのは意外だろう。そんな東洋医学の施術を行う鍼灸院には、花粉症をはじめとするアレルギーの人も通ってくる。東京・大久保にある南石鍼灸治療院の朴宰弘院長の元にも、アレルギー患者が訪れる。その朴院長も勧める鼻うがいに加えて、3つのツボを押すと、花粉症の症状が和らぐという。どこを押せばいいのか。朴院長に聞いた。

「蒸しタオルなどで顔を温めたら、鼻の穴の外側の付け根にある『迎香』を押します。人さし指と親指で鼻をつまむようにゆっくりと。時々強めにギュッと押します。瞳の真下で頬骨の上にある『四白』、両眉の間にある『印堂』も、それぞれ人さし指の腹で“のの字”を書くようにぐりぐりと押しましょう。3つとも、20~30回ほどしっかり押すと、目と鼻がスッキリします」

 東洋医学で花粉症は、水分の偏在と考える。これらのツボは、いずれも血流を良くして、水分のバランスを整える働きがあるという。

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