アレルギー体質や喘息の既往歴があると、重篤な副作用のリスクが増すため、事前の確認が欠かせません。また造影剤は腎臓から排出されるため、腎機能が悪いと副作用が表れやすく、腎機能のチェックもとても大切です。CT検査は、いろいろな臓器のがんや血管、気管支などの異常をチェックするのに役立ち、とても普及しています。しかし、その危険性が高いことは、患者さんも知っておくべきでしょう。
CTと並んでよく使われるのが、MRIです。CTが放射線を利用するのに対し、MRIは磁気と電波で体の内部を調べます。MRIは、被曝のリスクがありませんが、MRIにもデメリットがあります。
心臓ペースメーカーや人工内耳など金属を装着している人は、検査ができません。くも膜下出血で使われる脳動脈クリップや膝や股関節を治療する人工関節なども、古いタイプはNGですから、確認が必要です。
Dr.中川のみんなで越えるがんの壁