セックスが痛い

激しいピストン運動や射精はいらない…挿入なし性交の勧め

写真はイメージ(C)日刊ゲンダイ

 一方で、女性側も「セックス=挿入」と思っているケースがほとんどだと思います。長年の固定観念を覆すのは、どちらも勇気がいることでしょう。お互いに「別の形のセックス」を試してみようという気持ちがあれば、相手に伝え、ぜひ行動に移してほしい。

セックスレス時代の中高年『性』白書」(日本性科学会セクシュアリティ研究会)によると、性の喜びの中心はスキンシップ。特に女性が感じやすいのは、性器、乳房、そして皮膚全体といいます。挿入以外でも、十分喜びを感じられるのです。中高年の男性を悩ます激しいピストン運動や、射精を気負う焦りもなく、リラックスして、疲れないセックスができるのです。今までにない達成感があるかもしれませんよ。

 性交痛やEDは、加齢とは関係なく、病気が原因で起こることも。挿入・射精なしのセックスもあり――。これは、生活の知識としても大事だと思います。

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小林ひろみ

小林ひろみ

メノポーズカウンセラー。NPO法人更年期と加齢のヘルスケア会員。潤滑ゼリーの輸入販売会社経営の傍ら、更年期に多い性交痛などの相談に乗る。

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