病気を近づけない体のメンテナンス

首・肩<下>肩こり改善に必要な肩甲骨チェックと5つの体操

写真はイメージ(C)日刊ゲンダイ

■肩甲骨の動きは寝違えや腰痛に直結

 肩甲骨の動きが悪い(硬い)と、僧帽筋が緊張して肩こりを引き起こす。自分の肩甲骨の健康状態はどうか、「肩甲骨チェック」をやってみるといいだろう。やり方はこうだ。

①壁に背中をつけて立ち、両腕を伸ばした状態で胸と水平になるように広げる。②その状態で、ゆっくりと腕を上に向けて伸ばしていく(腕が前に出ないように注意)。③どれくらいまで腕が上がったかの角度を見る。

 腕が60~90度(真上)まで上がれば、肩甲骨の動きは「良好」、45~60度は「少し硬い」、0~45度なら「ガチガチ」という判定だ。

 「肩甲骨の動きを悪くさせる原因は、パソコンやスマホの操作などで長時間、同じ姿勢や悪い姿勢で肩を動かさない『不動化』です。肩こりがひどいと睡眠中の体の不動化にもつながり、朝起きたときに『寝違え』や『ぎっくり腰』が発生しやすくなるので要注意です」

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