病気を近づけない体のメンテナンス

首・肩<下>肩こり改善に必要な肩甲骨チェックと5つの体操

写真はイメージ(C)日刊ゲンダイ

 「下がり鎖骨」も肩こりの原因になる。鎖骨は本来、左右が少し斜め上に上がったV字ラインを描いているが、下がり鎖骨は横一本のラインに水平化した状態。鎖骨は中央は胸骨、外側は肩甲骨とつながっているので、鎖骨が下がれば必ず肩甲骨も下がる。そして、鎖骨が下がるほど、肩こりの重症度が増すことが分かっているという。

 下がり鎖骨は、スマホを使っているときの長時間の悪い姿勢、片側の肩にばかり重いカバンを掛けている習慣などがあると起こりやすいという。

「スマホは画面が小さいので肩を寄せて(肩甲骨が開く)、頭を下げた姿勢になるのが良くない。つまり猫背の姿勢です。スマホを見るときは、画面を顔の高さまで上げて、スマホを持っている方の肘をもう片方の手で支えるといいでしょう。鏡で鎖骨を見て下がっていたら、肩甲骨も下がっている証拠です。運動療法をお勧めします」

4 / 5 ページ

関連記事