野村克也さんも…「風呂で死ぬのが幸せ」は本当なのか?

プロ野球の元監督の野村克也さん(C)日刊ゲンダイ

 プロ野球の元監督の野村克也さん(享年84)が入浴中に亡くなって10日余り。ネット上ではその生きざまに多くの称賛が寄せられている。その一方で「温かいお湯の中で召された」「うらやましい」との声も上がっていて、「お風呂の中で亡くなるのは幸せなこと」と考える人もいるようだ。本当だろうか?

 野村さんが自宅の浴槽でぐったりしているところを発見されたのは11日の深夜2時ごろ。お風呂に入って1時間以上も経つ野村さんを不審に思ったお手伝いさんがドア越しに声をかけたが返事がなく、戸を開けたら野村さんが浴槽の中で意識を失っていたという。

「お湯の設定温度は不明ですが、外気温が低い深夜の入浴ですから野村さんは熱いお風呂に長く入ったことによる熱中症で亡くなったと思います」

 こう言うのは、大阪府監察医でもある、千葉科学大学危機管理学部教授(法医学、救急救命学)の黒木尚長医師だ(以下、同氏のコメント)。

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