遊走腎というのは、寝ている状態から立ち上がった時に位置が大きく下垂する腎臓のこと。普通の人は一時的に下がっても元に戻るそうですが、私の場合は12センチも下がってしまうそうです。
ナットクラッカー症候群は、左腎の静脈が隣接する動脈に挟まれることで左腎の内圧が上がって血尿が生じる状態です。要は、遊走腎によってナットクラッカー症候群が起こりやすい体質のようで、「病的な状態ではないので、うまく付き合っていくしかない」と言われました。
■血尿に慣れ過ぎて大きな病気を見逃してしまうのが怖い
次の夏で出血性膀胱炎と診断されてから丸3年になります。おかげさまでこの1月の検査でも異常なしでした。でも、今も時々、血尿はあります。もう、「またか」程度にしか思わなくなってしまいましたが、医師に言わせると「血尿に慣れ過ぎて、大きな病気を見逃してしまうのが一番怖い」そうです。
独白 愉快な“病人”たち