人生100年時代の歩き方

花粉との兼ね合いで困る尿漏れは1000万人が苦しむ…対策は

(C)日刊ゲンダイ

 関東から西のエリアでは、スギ花粉の飛散量が増えている。暖冬の影響で、花粉症のピークは全国的に例年より早まる傾向だ。花粉との兼ね合いで困るのが、実はトイレの問題。春は、尿漏れに苦しむシーズンなのである。そこで尿漏れ対策を特集する。

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 P&Gは20代から60代の男女1万人を対象に「花粉症とUI(尿漏れ)」についてインターネットで調査。20日に発表された調査結果によると、花粉症で、せきやくしゃみのときに尿漏れの経験がある人は、男性は3・8%、女性は11・0%。花粉症に限らないと、13・5%と43・2%。せきやくしゃみには要注意だ。

 女性は、男性に比べて尿道が短く、尿をためたり排出したりする尿道括約筋の力が弱い。尿漏れが男性より女性に多いのはそのためで、せきやくしゃみのほか、重い荷物を持ち上げたときや笑ったとき、筋トレで踏ん張ったときなどに「あ、ヤバい」とパンツを濡らして、「染みてないかなぁ」とこっそりと周りを見る。お腹に力が入ることで漏れることから腹圧性尿失禁という。

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