ようこそ!不老不死レストランへ

鶏肉は余分な脂を取り除いて老化防止

繊維に沿って縦に包丁を入れる(C)日刊ゲンダイ
疲労回復、抗酸化作用を持つ特殊成分

 農林水産省の資料には次のように書かれている。

“畜産物1キロの生産には、その何倍もの飼料穀物を家畜に与える必要があることから、畜産物消費量が増加すると、急激に穀物需要が増加します”

 ちなみに、畜産物1キロの生産に必要な穀物量(トウモロコシ換算)は、牛肉で11キロ、豚肉で7キロ、鶏肉で4キロになる。肉(タンパク質)と穀物(炭水化物)の重さ当たりのカロリーは同じなので、牛肉1キロを食べるのはトウモロコシ11キロを食べるのと等価であり、エネルギー効率から見て、とても無駄が多い。

 もし将来、食糧不足になったら、肉など食べることは許されず、人間もトウモロコシを食べて飢えをしのぐ時代が来るのは必定である。つまり肉食はとてつもないぜいたく行為なのだ。肉のうちでも鶏肉はエネルギー効率からいって優等生。牛の約3分の1の餌で同じ量の肉になる。そして、栄養面からいっても優等生である。まず、なんといっても脂が少ない。

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