平均で12・7年にわたる追跡調査の結果、脳梗塞リスクは野菜・果物が1日200グラム当たり13%、食物繊維が1日10グラム当たり23%、牛乳が1日200グラム当たり5%、ヨーグルトが1日100グラム当たり9%、チーズが1日30グラム当たり12%、統計的にも有意にリスクが低下しました。他方、脳出血は、卵が1日20グラム当たりで25%のリスク増加が示されました。
この研究では果物・野菜、食物繊維、乳製品の摂取で脳梗塞の発症リスク低下が示されています。もちろん、これらの食品を積極的に摂取している人はそもそも健康的な生活習慣に配慮している可能性があり、もともとリスクの低い人たちなのかもしれません。卵についても直接的な因果関係は不明確ではありますが、やはりさまざまな食品をバランスよく摂取することが大切です。
役に立つオモシロ医学論文