日本人のセックスは男性がリードするもの。こう認識している人は、男女関係なく多いかもしれません。しかし、男性にとっては学校の教育で正しいセックスの仕方を教えてもらえたわけでもなく、なんとなく目に入ったAVなどのアダルト向け商材で学んだり、パートナーとともに試行錯誤で学んだ独学。リードする重荷で、最初は戸惑った経験がある男性もいるでしょう。
実は、セックスの方法によって痛みが生じるケースは少なくありません。「最高に気持ちがいい! 感じるセックス、飽きないセックス」の著者であり、ラブライフアドバイザーのOliviA(オリビア)さんは、「ペニスの挿入角度が合っていない」「挿入した途端にすぐに男性が動きだす」「ペニスを挿入する時、女性の小陰唇などを巻き込んでしまう」など、男性側の原因でセックスの時に女性が痛みを感じる相談があると言います。
男性側も気づきにくく、カウンセリングの中で、セックスの仕方に工夫を凝らすことを提案するそうです。例えば、挿入の角度が合っていない方には、「枕やクッションを女性のお尻や腰の下に入れ、角度を工夫する」「ゆっくりとペニスを挿入する」といった工夫。
挿入した途端にすぐ動きだす方には、「挿入したら抱きしめるなどして、しばらくじっとしてから、ゆっくり動きだす」など。安心感のあるスキンシップに時間をかけると、女性はリラックスして潤いが出てきやすくなるからです。
小陰唇を巻き込んでしまう方は、ぜひ一度、手を添えて挿入口を確保してください。性器の大きさは男女ともに人それぞれ。女性の外陰部も、ペニスのサイズ同様に形や大きさに個人差があります。挿入口の確保によって、巻き込みを避けられるでしょう。
セックスが痛いと女性から言われたら、「俺は悪くない」なんて思わず、該当することがないか、確認してみるのもいいかもしれません。
セックスが痛い