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新型コロナは米国でも感染者増 CDCが「顔を触らないで!」

スマホを触った手で顔は触らないように…(写真はイメージ)/(C)PIXTA

 アメリカでも新型コロナウイルスの感染者が増える中で、CDC(米疾病対策センター)が感染予防策として手洗いとともに推奨しているのは、「顔を触らない」こと。全米のメディアも、「目、鼻、口を触る、頬杖をつくといった行為をやめるだけで感染リスクも下がる」と呼びかけています。同時にこれがどれほど難しいかも。

 エレベーターのボタンや壁などに付いた新型コロナウイルスがどれほどの間、生き続けるかはまだはっきりわかっていません。

 インフルエンザウイルスの24時間に比べずっと長く、金属やプラスチックなどの表面では最高72時間という説もあります。それを触った手で目や鼻、口に触ると、感染する確率が高くなるというわけです。

 もちろん手洗いや手指の消毒が効果的なことに間違いはありません。問題は、手を洗った後にドアノブや携帯電話などに触れた瞬間、再び手にウイルスが付くかもしれないこと。

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シェリー めぐみ

シェリー めぐみ

NYハーレムから、激動のアメリカをレポートするジャーナリスト。 ダイバーシティと人種問題、次世代を切りひらくZ世代、変貌するアメリカ政治が得意分野。 早稲稲田大学政経学部卒業後1991年NYに移住、FMラジオディレクターとしてニュース/エンタメ番組を手がけるかたわら、ロッキンオンなどの音楽誌に寄稿。メアリー・J・ブライジ、マライア・キャリー、ハービー・ハンコックなど大物ミュージシャンをはじめ、インタビューした相手は2000人を超える。現在フリージャーナリストとして、ラジオ、新聞、ウェブ媒体にて、政治、社会、エンタメなどジャンルを自由自在に横断し、一歩踏みこんだ情報を届けている。 2019年、ミレニアルとZ世代が本音で未来を語る座談会プロジェクト「NYフューチャーラボ」を立ち上げ、最先端を走り続けている。 ホームページURL: https://megumedia.com

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