放っておくと命に関わることも…鼠径ヘルニア最新手術事情

放置しておくと腸閉塞や腹膜炎を起こし…(C)日刊ゲンダイ

 日本において鼠径ヘルニア手術件数は年間15万件以上と推計されている。柳院長によると、腹腔鏡による手術も可能だが、同手術は切開が小さく術後早期の痛みが少ない代わりに、合併症のリスクもあり全身麻酔が必要で、手術費用も開腹手術の倍以上かかる。気管内挿管や尿道カテーテルの挿入も必要になることが多いため、入院になることが普通だ。一方、開腹手術、特にオンステップ手術では、全身麻酔が不要で日帰り手術に適しており、合併症リスクが低いという。

 同院では手術当日は、手術時間を含めて1時間30分程度の病院滞在時間で、費用は3割負担で4万3000円ほどが目安になるそうだ。

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