愉快な“病人”たち

「無傷で残してもらえた」渡辺美奈代さん卵巣のう腫を語る

渡辺美奈代さん(C)日刊ゲンダイ

「こんな状態でよく跳びはねていましたね」

 2016年の秋、毎年開催しているバースデーライブが終わって婦人科を受診した時、先生からそう言われました。

 毎年検診に行っている病院で経過観察と言われていた「卵巣のう腫」が直径10センチぐらいまで大きくなっていたのです。普通は5センチぐらいで切除が検討されるらしいのですが、症状が何もなかったことと、検診の病院が婦人科の専門ではなかったことが重なって放置していたのです。

 結果的には、腹腔鏡下手術で切除できましたが、開腹手術でもおかしくない状況でした。卵巣のう腫は卵巣に発生する袋状の病変で、そのほとんどは良性といわれています。

 とはいえ、大きくなると他の臓器を圧迫しますし、破裂する可能性もゼロではありません。

 事の始まりは13年の定期健診でした。毎年検査を受けていて、初めて先生から「女性特有のもので、みなさんあるものなので心配はいりませんが、ちょっとあるので経過観察しましょう」と言われました。「卵巣のう腫」という言葉こそ言われなかったのですが、なんとなく察しがつきました。ただ、症状が何もなかったのであえて婦人科を受診することもありませんでした。

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