東日本大震災から丸9年。当時、東京に住んでいた私は、体験したことのない強い揺れ、刻々と伝えられる津波や原発事故の被害の甚大さに言葉を失いました。
「人間、いつ死ぬかわからない。悔いのないように生きよう」
そう実感しました。目指したのが料理人の道です。医学生時代から医師になるか、シェフになるか迷うほど私は料理好きでした。もちろん、医師をやめるわけではありません。
「食べもので健康な心と体をつくるドクター&シェフ」として予防医学の道を目指したのです。そして、栄養学をベースとしたニューヨークの料理学校の存在を知り留学しました。そこで、玄米や、全粒粉の小麦を主食とし、野菜、豆、海藻などを副食とするマクロビオティック、インド大陸発祥の医学であるアーユルヴェーダ、動物を摂取しないビーガニズム、さらにそれらに基づいた調理法を学びました。
毎日大さじ1杯!腸活みそ料理