その次に安全な相手は、妻(夫)や恋人など、限定した相手。それ以外の相手との接触は、できる限り避けるべきとしている。
ここまでは常識的な範囲だが、ガイドラインはさらに踏み込んで、「sexting」などITの利用を勧めている。長浜バイオ大学(医療情報学)の永田宏教授が言う。
「これはつまりスマホなどで映像を送り合う、テレフォン・セックスのことです。今回の新型コロナウイルス感染症の流行で、スマホやパソコンを使った遠隔診療の導入に拍車がかかっていますが、米国ではとうとう夜の営みにもその波がきたということでしょうか」
確かにこれなら濃厚接触による感染の心配はない。ただしチャットルーム(日本ならネットカフェなど)を利用する場合は、キーボードやマウスをよく消毒する必要がある。
「誰が触ったか分からないものは、常に感染源になり得ると思ったほうがいいでしょう」(永田教授)
緊急企画 新型コロナを正しく恐れる