近年、働き盛りの40代で突然死するケースが増えています。現代とは違い、昭和の頃は深夜も営業しているコンビニエンスストアがなく、夜中に食事をすることが難しい時代でした。また、金銭的にも余裕がない家庭が多く、深夜0時ごろまでに終電で帰宅する人がほとんどでした。そのため、ある程度は睡眠時間が確保されていました。こうした環境で生活していることもあり、当時の生活習慣病は遺伝的な要素を含めて加齢に応じて表れるものでした。
しかし、いまは24時間いつでも手軽に食事ができます。深夜までスマホで映画や動画を見たり、ネットサーフィンできる環境です。どんな年齢層でも食生活や睡眠といった生活習慣の悪化を促す要素が揃っています。こうした腸内環境を乱す生活を若い頃から続けていると、40代くらいで動脈硬化が要因となる心臓血管疾患で突然死するリスクが高くなるのです。
そんな現代だからこそ、生活習慣を改善して腸内環境を整えることが心臓を守ることにつながります。
上皇の執刀医「心臓病はここまで治せる」