NHK大河ドラマ「麒麟がくる」の視聴率が好調のようです。舞台は戦国時代。実は当時、みそは野戦食として欠かせないものでした。
使われ方といえば、長いサトイモ類の茎(ずいき)をみそで煮しめ、乾燥させたものを帯状に編んで携行していたのです。戦いの合間、あるいは籠城などの際、それを切り取り、お湯を注げばみそ汁の出来上がりです。これにご飯があれば栄養面でもバランスの取れた立派な食事です。
いまでこそ、発酵食品としてみその優秀さは医学的にも解明されていますが、当時の人々も経験的にそれを知っていたということなのでしょう。
この連載では「腸活食品」としてみそを推奨しています。英語で腸は「GUT」。最近でこそあまり聞かれなくなりましたが、「ガッツ(GUTS)だぜ!」は、実は「腸!」と叫んで心を鼓舞する言葉なのです。
日本語では「腹に力を入れろ」「腹が立つ」「はらわたが煮えくり返る」「腹を割って話す」など、メンタル面のあり方をしばしば「腹」で表現します。
毎日大さじ1杯!腸活みそ料理