新型コロナ緊急事態宣言下 3つのメンタルリスクと解決法

外出の機会や日課を決める(写真はイメージ)/(C)PIXTA

■用事は午前と午後に分けて済ます

 以上の3つのリスクを回避するために、以下の点にご留意ください。

A)睡眠時刻の固定
B)2、3回の歩行機会
C)ビデオ通話などの活用

 まずは、起床就床時刻を固定(「23時就床、6時起床」など)しましょう。誤差は30分程度に収め、「心身の時差ボケ状態」を極力避けることです。睡眠時間は、「7時間」を目標に確保しましょう。自宅待機中だからこそできることとして、「22時から5時」「21時から4時」などの思い切った前倒しもいい方法です。東京の日の出は、4月は5時前後。朝が早くなっています。早朝にウオーキングしてみてはどうでしょうか。次第に日が昇っていく時間帯は、気持ちがいいはずです。水分と少しの糖分摂取をお忘れなく。

 外出の機会は、サバイバルのために必要です。終日の閉居は、運動不足に陥り、フラストレーションもたまります。安倍首相は自宅待機を強く推奨する一方で、密閉・密集・密接の「3つの密」を避けることができれば、必需品の買い物の外出はOK、散歩・ジョギングなどの健康維持のための運動も「何ら問題ない」とおっしゃいました。それなら、買い物・郵便局・銀行などの「生活維持に必要な外出」を一度に済まさず、午前1回・午後1回など、あえて分けてみてはどうでしょう。そして、スマホの活動量計で歩数をチェックして、1日4000~7000歩を目標に歩きましょう。

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