しかし、介護現場、訪問系サービスの大変さについてはあまり語られていません。そうした状況の中、4月10日に「NPO法人暮らしネット・えん」らの方々から、安倍首相あてに「訪問系サービスにおける新型コロナウイルス対策の要望書」が提出されました。その一部を紹介します。
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現在、特別養護老人ホームやデイサービス(通所介護)などの介護現場をはじめ、ケアマネジャーや居宅サービスの利用者にも感染が広がっています。
感染による自宅待機、濃厚接触など感染の疑いがある利用者(家族を含む)への対応にも苦慮しています。利用者の食事や排泄、身体の清潔など日常生活を維持し、命と健康を守るために、ホームヘルパーの訪問は最後の砦というべきであるにも関わらず、事業所への行政のバックアップはあまりに貧弱と言わざるをえません。
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