コロナ陽性患者が必ず経験する苦痛

回線数を増やしてもつながらない相談電話

新型コロナウイルスの相談電話を受ける保健所職員(C)共同通信社

 厚生労働省は感染が疑われる人に対し、各都道府県が役所や保健所などに設置している「帰国者・接触者相談センター」に連絡するように求めている。

 もっとも現在は、どこの保健所も電話がつながりにくい状態だ。感染者数が都内で最も多い世田谷区では、保健所への相談電話が1カ月前に比べて倍増。回線数を2倍にして対応する人員も増やしたが、全く追いついていない。

 電話がつながり感染が疑われれば、近くの医療機関を紹介される。移動の手段は、電車やバスなどの公共交通機関の利用は避けるように求められるので、基本、歩いていくしかない。それが困難であれば、救急車を呼ぶことだ。

(4月23日発売 日刊ゲンダイ「新型コロナ完全ガイド」より)

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