病気を近づけない体のメンテナンス

副腎<下>カンジダ菌増殖による「リーキーガット」は怖い

写真はイメージ(C)日刊ゲンダイ

「小腸に炎症を起こす菌の最高の餌は『グルテン』です。小麦粉に水を加えて、こねると強い粘りを出しますが、あの粘りを作り出しているのがグルテンです。パン、うどん、ラーメンなどを漫然と常食するのはよくありません。また、白米のご飯は血糖値を急激に上げて、そのバランスを取るためにコルチゾールをたくさん使います。見直すことは、『主食は必ずしも食べなければならないものではない』ということです」

 腸の炎症を抑えて、傷ついた腸粘膜を修復する効果があるのが「オメガ3系のオイル」。不飽和脂肪酸の一種で、魚の脂肪(フィッシュオイル)や亜麻仁油、エゴマ油、しそ油など。ただし、酸化しやすく、加熱すると効果が減少するので、ドレッシングや野菜ジュースに混ぜるのがお勧めという。

 副腎がホルモンを代謝するのに必要な酵素の働きを助けるのは「マグネシウム」。大豆や納豆、味噌、貝類、海藻などに多く含まれる。ただし、カルシウムはマグネシウムを排出する作用がある。マグネシウム対カルシウムの摂取の割合は、1対1(健康な人は2対1)を目安にするといい。

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