研究の結果、サージカルマスクや布マスクをつけていても、シャーレからウイルスが検出されました。また、マスクに付着しているウイルスを調べたところ、マスクの内側よりも外側から多くのウイルスが検出されました。
マスクをしていたとしても、咳による飛沫を完全に遮断できているわけではないという結果が示されていますが、咳飛沫の拡散距離を比較した研究ではありません。したがって、飛沫の拡散防止にマスクが無効というわけではないように思います。
とはいえ、この研究結果は、たとえマスクをしていたとしても、咳エチケットや手指衛生をしっかり行うことが、感染拡大防止に重要であることを強調しています。
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