血漿は患者への投与だけでなく、健康な人への予防薬としても使える。ただし、取り扱いに手間がかかるそうだ。「ワクチンは小型アンプルの状態で保存できますが、血漿は変質しやすいので冷凍保存し、解凍してから注射することになります。そのため予防にはあまり使いません」(左門新氏) 血漿療法の臨床試験が成功したら、危険な状態の患者の命が助かる可能性がある。一刻も早く実用化してもらいたい。
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