この原稿を書いていると、がん研有明病院のニュースが飛び込んできました。院内感染の拡大で医師や看護師が自宅待機になり、がんの手術を当面8割減らすというのです。発見が遅れた上、手術の順番待ちがあると、救える命が救えなくなる恐れがあります。
この局面では、早期発見と同時に治療法の選択も重要です。米国は手術が半減する一方、放射線治療はあまり減っていません。今後、日本でも放射線治療が見直されるでしょう。
Dr.中川 がんサバイバーの知恵