緊急企画 新型コロナを正しく恐れる

なぜ日本人はコロナに強い? 致死率が欧米より異様に低い

写真はイメージ(C)日刊ゲンダイ

 さまざまな説明が試みられている。PCR検査数が極端に少ないから、という説。別の死因で片付けられている人が大勢いるのでは、と疑われている。BCG(結核ワクチン)の接種率の違いという説もある。接種率が高い国ほど新型コロナの被害が少ないといわれている。また肥満が原因となる糖尿病や高血圧といった慢性疾患は新型コロナの重症化リスクであることが知られている。実際、欧米では肥満の人は集中治療室に入院するリスクが高いという。肥満度(BMI>30)を比較すると、アメリカ37・3%、イギリス29・5%、イタリア22・9%など。一方、日本人はわずか4・4%だ。

 日本人はすでに集団免疫を獲得している、という仮説も出ている。中国・武漢で謎の肺炎が発生したのが昨年11月下旬。しかしほとんど無警戒のまま、同12月には71万人、今年1月には92万人もの中国人が来日した。状況が悪化した同2月になっても、まだ9万人近い中国人が入国していた。

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