世界的に権威のある医学雑誌「ニューイングランド・ジャーナル・オブ・メディシン」に発表された研究報告によれば、中国の新型コロナ感染症の患者1000人以上を対象にした調査では、患者のおよそ0・8%に「結膜の充血」が見られたということです。
ただし、ニューヨーク・タイムズ紙は、新型コロナウイルス感染症と判断するには単に「充血」や「涙量の増加」だけでなく「痛み」を伴うことに注目しています。
新型コロナウイルス感染症の発病に関連する検索ワードの上位は、1位「においの喪失」、2位「発熱」、3位「悪寒」、5位と6位の検索は「鼻づまり」と「下痢」でした。いずれも、新型コロナウイルス感染症で出現するとされてきた症状と一致しています。しかし、4位の「目の痛み」という検索結果は驚きです。
また「目の痛み」というキーワードを多く検索しているのはニューヨーク、ニュージャージー、ルイジアナ、ミシガンなどの新型コロナウイルス感染症が多かった州だったそうです。
検索キーワードで病気の症状がわかる時代になるなんて、思ってもみなかったことです。
みんなの眼科教室 教えて清澤先生