「死ぬまで元気」を目指す

楽に体を動かす肩回し体操は肩甲骨を寄せるのがポイント

(C)日刊ゲンダイ

「80歳でも90歳でも、自分の足で元気に歩き回って、やりたいことをやれる。そんな世の中になってほしいんです」と話すのは、米国の医療国家資格であるアスレチックトレーナーとして活躍する三田貴史さん。現在は、マンツーマンのパーソナルトレーニングを行うほか、スポーツジムでの運動指導や整形外科でのリハビリ指導を行っている。

「整形外科の前に勤めていたクリニックでは、担当する患者さんの平均年齢が85歳なんてこともありました。アスレチックトレーナーの知識と経験を若い世代のために使う人は多くても、お年寄りのために使う人はまだそんなにいない。それなら僕が、と思っています」(三田さん=以下同)

 三田さんによれば、ピンピンコロリを実現させるには、自分の体を思い通りに操作することが必要だという。

「加齢と共に人間の肉体は老いていく。でも普段から体を動かすことで、老いのペースを落とすことができると思います。そこで大事なのが、体の各部位を満遍なく動かすということ。何歳から始めても遅くはありません」

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