独白 愉快な“病人”たち

激痛で朦朧として…岡本真夜さん語る「チョコレート嚢腫」

岡本真夜さん(提供写真)

 チョコレート嚢腫というのは、卵巣にできる内膜症のことです。卵巣の中に古い月経血がチョコレート状の液体になってたまっていることから病名がついたそうです。先生いわく、「放っておくとがんになる可能性があるので手術を受けて腫瘍を取り除いたほうがいいけれど、急いでしなくても大丈夫」ということでした。それなら、ということで、ライブなどのスケジュールが一段落つく5カ月後の14年2月に手術の予約を入れてもらいました。

■病気予防のために「腸活」を心がけている

 ところが、手術予定日の1カ月ほど前に、今度は歩けないほどの……それまでをはるかに上回る激痛に襲われたのです。たまたま一緒にいた友だちが、手術する予定の病院へ車で連れて行ってくれたんですけど、私は痛みで朦朧としてしまって、病院へ行く車の中でも診察を待つ間も、ずっと「痛い、痛い」と言い続けていたそうです。私は痛みには強いほうなんですが、もし弱い人だったら気絶するんじゃないかと思うほどの激痛でした。

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