独白 愉快な“病人”たち

激痛で朦朧として…岡本真夜さん語る「チョコレート嚢腫」

岡本真夜さん(提供写真)

 病院へ到着して検査してもらうと嚢腫が破裂していることがわかり、緊急手術をすることになりました。腹腔鏡手術でお腹に3カ所小さい穴を開け、破裂によってお腹の中に流れ出てしまったドロドロしたものを取り除いていただきました。全身麻酔で、手術にかかった時間は2~3時間だったと思います。

 手術後2日くらいはお腹にチクッとした痛みがありましたけど、4日後には退院できて、その後はいつもの生活に戻りました。薬を飲むとか、とくに日常生活で気を付けるよう指導もされていません。

 先日、仲良しのミュージシャンも同じ病気になったと連絡がありました。女性には珍しくない病気のようです。先生から「○○に気を付けるように」といった指導をされる人もいるみたいなので、個人差があるのかもしれません。

 ただ、再発の危険があって「とくに5年は要注意」と言われたので、手術後は年1回、検査を受けています。今年は新型コロナウイルスの影響で検査を受けそびれているので、コロナの感染拡大が収まったら検査に行きます。幸い、今のところ再発はしていませんが、もうあんな痛みは経験したくありません。

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