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新型コロナで問題に トリアージで助かる命、助からない命

重症の肺炎患者の治療に使われるECMO(エクモ)/(C)共同通信社

 ちなみに、アベノマスクの当初の予算は466億円。現在でも10%以下の配布にとどまっているが、「たとえば」の話として、この予算を人工呼吸器の整備に充てたとしよう。すると、約4700台買える。トリアージの局面が大幅に減少することは間違いない。

 さらに「たとえば」だが、秘書手当、交通費などを含めた国会議員1人当たりにかかる費用は年間6000万~7000万円とされる。国会議員を10人減らせば、毎年60台から70台買える。いまの政治の優先順位、このままでいいのだろうか……。

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