病気を近づけない体のメンテナンス

自律神経<下>体調不良はPC・スマホ作業中の姿勢が原因

写真はイメージ(C)日刊ゲンダイ

 パソコンを操作するときは、マウスを持ったりキーボードに乗せたりするので、手の甲側が見えるように手首をひねる「回内」の状態になる。手首が回内すると、前腕と肘も回内する。すると自然に肩も内巻きになり、首も前に出やすくなってしまうのだ。

「対策として、マウスは縦型に近い形状の『エルゴノミクスマウス』を使うといいでしょう。回内が少なくてすむので、手首をはじめとした骨格への負担を軽減してくれます。また、私は左手側にもマウスを置いています。できるだけ左右交互にマウスを使って、右手の負担を減らすためです」

 パソコン操作は座り姿勢はもちろん、使用時間も注意が必要。緊張状態で仕事し続けると、交感神経が過度に優位になり、自律神経に大きな悪影響を及ぼしてしまう。できれば30分に1回、長くても1時間に1回は画面から目を離し、立ち上がって軽く体を動かすようにしよう。

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