睡眠の質低下を改善する7つのポイントでコロナに負けない

寝る30分前にはスマホの画面は見ない

「自然に寝付けるタイミングは、意思でコントロールできません。睡眠に対して意識過剰になると、少しでも眠ろうと長く布団の中で過ごす一方で、なかなか寝付けず気持ちが焦り、余計に眠れなくなってしまいます。夜中に何度も目覚め、結果的に睡眠の質が下がってしまう。深夜まで眠れず悩んでいる場合は、早起きを続けてください。睡眠位相(睡眠の時間帯)が前に移行し、早く眠れるようになります」

 寝る前に「トイレに行く」「歯磨きをする」「パジャマに着替える」など決まった行動(スリープセレモニー)を取ると、脳も体も眠る準備ができたと反応し、寝付きがよくなる。

 また、音楽には覚醒調整作用があるので鎮静的な音楽で覚醒レベルを下げると寝付きやすくなる。ただし、入眠後も音楽が続くとかえって覚醒レベルが上がるため、タイマーをかけておく。

「よい睡眠の3カ条は、寝付きが良い、ぐっすり眠る、寝起きすっきり。質の良い睡眠で、体と脳の疲労をしっかり取るようにしてください」

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