独白 愉快な“病人”たち

ホームや階段が怖い…岩義人さん語る「ナルコレプシー」の苦悩

岩義人さん(提供写真)

 幸い、自分は周囲に恵まれて、病気がわかったことで改めて人の温かみを知ることができました。

 ルームシェアしている友人2人には「大変やったな」と迎え入れてもらいましたし、事務所も「これを個性として受け入れていこう」と、できる限りのフォローをしてくれています。

 ユーチューブを始めたのも、万が一寝てしまっても取り直しや編集ができて、自分のペースで発信できるという理由から、ルームメートが提案してくれたのです。今はそれに全力で取り組んで、機会があれば少しずつ俳優業もやっていけたらな、とは思っています。 病気になって変わったのは、とても「ビビリ」になったことです。いつどこで寝てしまうかわからないので、駅のホームや階段、横断歩道などが怖いのです。対処法もよくわかりません。ナルコレプシーを自覚してからまだ1年ですから、アドバイスがあれば欲しいくらいです。

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