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元世界王者も実践?大豆のタンパク質で大幅に筋力アップ!

大豆のタンパク質は肉にも劣らない

 ボクシング元世界王者、マイク・タイソン氏のエキシビションマッチでの現役復帰話が浮上中だ。彼の現況を伝える動画を見るかぎり、現役時代さながらに筋骨隆々で、とても53歳とは思えない。

 驚くのは、現在、彼はビーガン=完全菜食主義者だという。ビーガンは、ベジタリアンとどう違うのか。ベジタリアンは、植物性食品以外に乳製品、卵、魚などは基本的に摂取対象となるが、ビーガンは植物性食品以外を一切口にしない。

 では、タイソン氏は筋肉強化に不可欠なタンパク質をどう摂取するのか。中心となるタンパク源は大豆などの豆類、ほかにピーナツ、アーモンドなどのナッツ類、キヌアなどの雑穀類だろう。とくに大豆100グラム当たりのタンパク質含有量は35・3グラム。鶏むね肉100グラム当たりの含有量が20グラムとされているから、大豆のスーパーフードぶりはすごい。

 厚労省によれば1日当たりの理想的なタンパク質摂取量は、成人男性で60グラム、女性で50グラムとされている。ちなみに300グラムの木綿豆腐1丁で約21グラム、豆乳100グラムで3・6グラム、納豆100グラム(約2パック)で17グラムのタンパク質が含まれている。また意外にも大豆には脂質である不飽和脂肪酸も豊富に含まれている。「筋肉=肉食」と考えがちだが、ビーガンであっても筋肉強化は十分に可能なのだ。

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