「死ぬまで元気」を目指す

股関節が硬いと腰痛を引き起こす…普段から正しく動かす

背中は丸めずに(C)日刊ゲンダイ

 今回は股関節を動かす簡単な前屈体操を教えてもらった。

①足を肩幅程度に開いて立ち、膝を少し緩める。このとき、背中は反ったり、丸まったりしないようにまっすぐ立つ。手は股関節に添える。

②体をゆっくりと前に倒していく(写真)。背中を丸めるのではなく、股関節から倒れていくことを意識。倒した姿勢で自然な呼吸をしながら、約20秒キープ。目線は2メートル先辺りに。

 倒した姿勢を20秒キープしたら、ゆっくりと起き上がる。倒すときも、起き上がるときも反動で動かさない。1日10回2セットを目標に。

 なお、倒すときに腰に激しい痛みがあるようなら、無理をしないように注意。

「洗面台に向かって、背中を丸めて顔を洗う人がほとんど。股関節から前に倒し、お辞儀をする動作で洗うだけでも、腰痛予防になりますよ」

 重い荷物を持ち上げる際にも、背中を丸めるのではなく、まず股関節から体を前に倒し、そこから持ち上げるようにするといいそうだ。

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