「食後高血糖は動脈硬化を進行させて脳・心血管障害のリスクを高めるほか、がんや認知症のリスクも高めます。しかし、食後高血糖をチェックできていない人は少なくありません」
糖尿病と診断されていない人で、食後高血糖をチェックする最も簡単な方法は、HbA1cを見ることだ。空腹時血糖値は低いが、HbA1cが基準値を超えて7%台の場合は、食後高血糖の可能性がある。
すでに糖尿病と診断されている場合は、空腹時血糖値とHbA1cの両方をコントロールできているかを確認する。HbA1cだけが下がらないようなら、やはり食後高血糖の可能性がある。
受診時間をあえて食後にし、食後血糖値を測定するという方法もある。
「1~2カ月に1度。それが難しくても、せめて3カ月に1度は確認した方がいいでしょう」