「1日1回で負担が少ない。GLP―1受容体作動薬は食後高血糖を下げる作用に優れていますが、空腹時血糖値に関しては効き目が弱い。インスリンとの配合薬にすることで、空腹時と食後、どちらの血糖値も下げやすくなります」
臨床研究では、インスリン、GLP―1受容体作動薬をそれぞれ単体で用いるより、配合薬の方が効果が高いと証明されている。
2社の薬のうち、どちらがいいかという研究はされていないので何とも言えないが、今年の新薬は2つの薬の配合比率を日本人に合ったものにしているのが特徴。
薬なのでもちろん副作用もあるが、食後高血糖が改善できなかった人には、新たな選択肢ができたことは間違いない。