では、夏場はどうか。日頃から着物を着ている人たちに「着物の暑さ対策」のアンケートも実施したところ、意外にも夏は保冷剤の使用や、長じゅばんをしないなど10項目に及ぶ対策の中で、トップは「汗取り下着」の着用だったという。
着物は、開いた襟首や袖口、裾の3カ所に大きな開口部がある。そこから熱した体温が通り抜けていくという通気性に優れた衣装であるため、夏の浴衣も、衣文(首から襟を少し離した着方)の注意や、ゆったりとした着用に心がけたら、涼しい衣装になるのだ。
和式生活が健康を作る